中央区京橋の社労士石上です。
本日はYAHOOニュースでの関連ニュースです。
富士そばで休業水増し指示 「タイムカード押さないで」
立ち食いそば店「名代富士そば」の運営会社の役員が、店の従業員らが実際は働いても休んだことにするよう部下に指示していたことがわかった。新型コロナウイルスの影響で休業した人への手当などを国が補助する雇用調整助成金(雇調金)の不正申請につながるとの指摘が社内であったといい、会社側は取材に指示の事実を認めた上で「指摘を受けて是正させた。不正な申請や受給はしていない」と説明している。
この会社は、首都圏で「名代富士そば」を100店以上展開する「ダイタングループ」の店舗運営会社の一つ「ダイタンディッシュ」(東京)。同社関係者によると一部の社員に5月中旬、実務を統括する役員から「週に2日、特別休暇にあてたいのでタイムカードを押さないでください。実際にやることをやれば在宅または店回りして本社に来なくてもいいです」とメールで指示があった。同社では、雇調金の申請対象となる休業を「特別休暇」と呼んでいたという。 だが、指示を受けた社員は取材に対して「当時は営業時間の短縮や感染防止対策などの対応に追われて従来以上に忙しく、平日は毎日勤務していた」と話す。 またこの役員は、深夜営業を本格的に再開した6月初めにも、従業員2人で営業する店について「ワンオペが不安な場合には特休扱いで出勤してもらう」と、1人を休んだことにするようメールで求めていた。 グループを統括する「ダイタンホールディングス」によると、その後、指示を受けた社員の一人がグループ内の別の役員に「指示の通りに実施すると雇調金の不正受給につながる」と指摘。勤務記録の不正な処理は中止されたという。
以下 省略
転載元 https://www.asahi.com/articles/ASNCC7FVMNC6UUPI001.html?iref=comtop_7_02
社労士業務如何に関わらず、いかなる理由があっても、虚偽の記録は脱法行為となります。
今回は助成金申請にあたり、対応を取ったとの記載がございますが、助成金の申請有無に関わらず、適切に労務管理は労使関係の信頼の基本となります。
こういう実態がありますと、適正な就業環境を整備しているかどうかについて監督署が臨検対象にする可能性もあります。
こういった行動は従業員の方は見ております。是非改善していい方向にいって欲しいです。
雇調金も少し落ち着いてきましたが、これから不正受給のニュースがまだまだ出てくることと思います。
2013年のリーマン・ショック時の不正受給の公表は下記サイトがよくまとまっております。
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